むし歯=甘いものが原因と言われて、子どもたちには砂糖を使ったものを与えないようにしているんです
という保護者の方をよく見かけます
確かに甘いもの(糖質)はむし歯菌のエサになりやすく、たくさんとればむし歯のリスクは高くなります
しかし甘いものを食べることが=むし歯になる、というほど単純なものでもないようです
みなさんは日本人が年間にどれくらいの砂糖を摂っているかご存じでしょうか?
日本人が年間で摂っているとされる砂糖の量はおよそ20キロ前後だそうです
20キロといわれると幼稚園児くらいの重さになりますから相当多いように感じますね
しかし、それでも諸外国に比べると少なめなのです
さて、どこの国がたくさん摂っていると思いますか??
アメリカは多そう?スウェーデンはきっと少ないんじゃない??
なんていろいろな意見があるでしょうが、実は意外にもアメリカよりもスウェーデンの方が砂糖を摂っている量が多いそうです!!Σ(・□・;)
すごく意外だと思いませんか?
スウェーデンといえばむし歯が少ない国として有名で予防歯科の第一人者(国?)としても知られています
そのスウェーデンの人たちが年間で摂っている砂糖の量は驚きの50キロ越え!
日本の倍以上なのです
それなのにむし歯はとっても少ない😇😇
このことからも甘いもの=むし歯になるという単純なものではないということがお分かりいただけるのではないでしょうか
日本とスウェーデンの違いはなんなのか!?
ずばり歯医者さんの定期検診に行くか行かないかであると言われています
もちろんそれ以外にも歯磨きの仕方やケアグッズの利用などもありますが、それも広い意味では歯科医院を利用しているから正しくよりよいものを使っているためだともいえます
日本人はよく歯磨きをします
そして甘いものも極端に多く食べているわけではありません
それなのにむし歯が防ぎきれていないという残念な結果なのです
単純にくくれる話ではありませんが、甘いものを食べてもしっかりとしたケアをしていればむし歯が防げる可能性が高く
歯磨きは「回数をこなすこと」と「汚れを落とすこと」はイコールではないということもわかります
(むし歯になりやすさは人によって違うのでしっかりとケアをしていてもむし歯になってしまうこともあります。あくまで確率の話です)
ぜひ歯科医院で定期検診を受けることを習慣にしてください
現に今の子どもたち世代は歯科医院通いが身につき定期的にお掃除や歯磨き指導を受けているために
むし歯がないという子も増えてきているのです
日本人が今までと同じように歯磨きをして、さらに歯科医院にも通うようになれば
むし歯が絶滅するかも・・・?なんていう夢のような話もいつか夢でなくなるかもしれませんね