そんな馬鹿な話があるか!!と言われてしまうかもしれませんが、丁寧に時間をかけて歯磨きもうがいもしっかりしているAくんと歯磨きもうがいもそれなり、ある意味テキトーにしていたBくんとでは、後者の方がむし歯になりにくかった、という実験結果があります。
この場合はそれぞれのむし歯のなりやすさは同じと考えてみてください。その結果、この差が生まれるのはなぜでしょう?
秘密は「うがい」にありました。実はうがいはあまりやりすぎてしまうと効果が半減してしまうのです!
この衝撃的な事実、実は歯磨き粉に含まれているフッ素が関係しています。
歯磨き後のうがいをしすぎてしまうと、歯磨き粉に含まれているフッ素も一緒に吐き出されてしまうので効果が薄れてしまいます。歯磨き後のうがいは少量のお水で軽くゆすぐ程度にしておくのが望ましいといえます。
とはいえ、歯磨きをしたあと、しっかりゆすがないと磨いた気にならない!!という方もいることでしょう。歯磨きで汚れたお口をしっかりゆすげないのも気になるところです。
ですので、以下のような歯磨き方法をお勧めします。
1度目の歯磨きはしっかり歯磨きをして
うがいもしっかり行います。
その後、もう一度歯磨きをします。
この歯磨きはフッ素をお口全体に行き渡らせるような
イメージで少量の歯磨き粉の使用で🆗🙆
その後のうがいは軽くゆすぐ程度で
おしまいにしてください。
最後にお伝えしておきますが、一番初めのお話を読んで「なーんだ、テキトーに磨いても問題ないんだ😊」と誤解されないように。
お口の中のトラブルはなにもむし歯に限ったことではありません。歯周病・口臭など磨き残しがあることによっておこるトラブルは様々。もちろんフッ素は万能薬ではありませんので、磨き残しがあれば当然むし歯になるリスクはあがります。
テキトーは漢字で書くと「適当」。
なんとなく雑にしてもいい、というような意味にもとらえられがちですが、ちょうどよい具合という意味があるのはご存知ですか?
程よく磨いて程よくうがいをする☝
これがむし歯予防にとって大切なことのひとつです。
その程よくがわからない!!そんなときはぜひそよかぜ歯科クリニックにお越しください。
お口の専門家である歯科医師・歯科衛生士が程よくをお教えしますよ😚