皆さんはサルの歯が何本あるか知っていますか?
サルは人間の祖先ともいわれていますが、実は歯の数も同じで32本(親知らずを含む)あるんだそう。
サルの歯の方が多いような気がしますが(私だけですかね?)、それはサルがとても綺麗な歯をしているからのような気がします。
サルに限らず、一般的に自然界で暮らす動物でむし歯になるものは少ないといわれています。
歯磨きの習慣がないはずなのに・・・
これは砂糖などを含む加工品を食べる機会が少ないことやだらだらと食べ続けたりしないことがポイントになっているのではと考えられています。
お菓子などをだらだら食べ続けている人間は歯磨きをしていようとむし歯のリスクが高いのです。
食の細い子どもたちを育てている保護者の方などは
「なかなか食べてくれないから・・・」
と時間を決めずに食べたい時に食べたいものを食べさせていることも多いと思います。
または食べることが好きな子どもたちを育てている保護者の方は
「とりあえず食べていればご機嫌だから」
と同じように時間を決めずに食べ物を渡し続けることがあるかもしれませんね。
もちろんお気持ちはすご〜〜〜〜〜くわかります。
ただ、むし歯予防の観点から言うとそれは今すぐ改めて欲しい習慣です。
むし歯になったら直せばいいや、といわれる方もいますが
むし歯治療は必ずあなたの大切な歯を削ります。歯を削ることはそれだけでリスクなのにもかかわらず、です。歯は削ったり神経を取るような治療をするとどんどん弱くなり、抜けたりかけたりするリスクを伴うのです。むし歯は直せばいい、ではなく、ならないのがなによりもいいのです。
自然界では歯を失うことは死を意味することです。
食事を美味しく楽しく食べ続けるためには健康なお口の状態を末永く維持していくことが必要。
ぜひ動物たちを見習って私たち人間も自分や家族の食習慣・生活習慣を見つめなおさなければなりませんね。