コラム

*

進行したむし歯は〇〇泥棒

むし歯は軽いものから重症のものまであり、治療法もそれぞれ違います
比較的初期のむし歯であれば少し削って歯に似た色のプラスチックを詰めておしまい、という治療が一般的です
しかし、熱いものがしみたりするような進行したむし歯の場合はそうはいきません

まず歯の神経などが入っている管のような部分を綺麗に処置するところから始まります
これをそのままにしておくとどんどんむし歯が進行していったり、歯茎が腫れたり膿んできたり・・・とさまざまな不具合を起こすからです
歯は皆さんもご存知のようにとても小さいもの
その歯の中にある管や神経を想像してみてください
とても小さいものであることがお分かりいただけるのではないでしょうか?
その小さい部分をしっかり綺麗にしておかないと再び痛みが出たりむし歯が再発するという可能性も高まるのです
なので、この根の治療はとても時間がかかります
さらに、神経がなくなってしまった歯はとても脆いのでしっかりとした強い被せ物をかぶせることで歯を守っていきます(いわゆる銀歯やそれに類するもの)
その被せ物も型をとって作ってくるまでには1週間〜10日前後はかかるとされています

こちらも小さな詰め物ですが、しっかり合う形のものを作らないと再びむし歯になったり、そもそも形が合わずかぶせることができない、ということもあるので、しっかりとしたものを作ろうとすればある程度の時間が必要となるのです

さて、では1本の歯の根っこの治療をしようとすると平均でどれくらいの時間がかかるでしょうか?
個人差はあるもの1ヶ月くらいはかかるものと考えた方がいいでしょう
加えて被せ物を作ったり根っこの治療をしたりすれば当然その分の診療代も発生してくるわけです

むし歯は大きくなればなるほど
あなたの時間もお金も、健康な歯、美味しく食べられる喜び、見た目の美しさなどなど
さまざまなものを奪っていくのです

ただしむし歯のいいところ(?)は比較的予防しやすい病気であることです
例えばガンなどはなかなか予防しにくかったり、早期の発見も難しい場合もあります
その点むし歯は定期的な検診で予防しやすく、仮にむし歯になったとしても定期的に通っていれば初期でみつけることができる可能性も高いものです(残念ながらすべて予防・早期発見できるわけではありませんが・・・)
レントゲンやCTを撮ることで目では見えないむし歯をみつけられることも多くあります

むし歯はある日突然重症化するものではなく、それまでになんらかの予兆があることが多いものです
なんとなく違和感がある、最近歯科医院に通っていない、痛いような気がする、黒っぽくなっているようにみえる
これらすべてを「まぁいいか」と見過ごしていると大きなむし歯へと進行してしまうかもしれません

あなたの大切なものはあなた自身が守らなければなりません
ぜひ一度そよかぜ歯科クリニックに定期検診を受けに来てくださいね

私たちと一緒に働きませんか?「採用情報」

ページの先頭へ戻る