大忙しな年末💦当院も年内の診療は２９日午前中までなので、明日は木曜日ですが診療日として開けております。

気になることがある方はどうぞお早めにご連絡くださいね！！

 

さて、忙しいこの時期になると、時間がいくらあってもたりない！！というのはよく聞く話で、歯医者に通いたくない理由としてよく聞かれる言葉の中にも、「歯医者は通い始めると長いから嫌だ」「何回通っても終わらない」「いつまでたっても同じような治療をしている」という「治療期間が長い」という不満があります・・・😣😣

もちろん、そのような不満がないよう、極力治療回数が少なくなるようにしたいと努力しているのですが、

治療の都合上どうしても回数が必要な場合もあります。

 

例えば骨折したときを想像してみていただきたいのですが、骨がしっかりとくっつくまでにはそれ相応の時間がかかるはず。

歯科治療で時間がかかる処置になる場合の大多数は「むし歯が進行してしまった」ことに原因があるとされます（もちろん、その他の原因の場合でも治療に時間がかかることはあります）。

 

むし歯が進行してしまったがために、初期むし歯であれば1日で治療が完了するものが１ヶ月以上かかってしまうことも。

もちろん、むし歯の本数が多ければ多いほど、進行してしまうほど治療期間は長くなります。

つまり、治療期間が長くなっているということは、それだけ歯の処置が必要な状態になっているということ。

そしてそれは定期検診に通っていれば防げた可能性があります。

 

忙しくて歯医者に行っている時間がない！と多くの方は言います。

しかし、定期検診は３ヶ月に１回、１時間もかかりません（これはあくまで平均で、状況によって多少異なります）。

年間で考えても４回程度。時間もトータルで４時間を超えるか超えないか、といったところ。

忙しい方でもなんとか捻出できる時間ではないでしょうか？

この時間を取るか取らないかでその後の通院時間が大きく変わります。

 

定期検診に通っている人はむし歯などのお口のトラブルを起こす確率はそうでない人に比べて少ないことがわかっています。

なおかつ、お口以外の病気にもかかりにくくなり医療費が抑えられるというデータもあります。

実際にお口が清潔であることは誤嚥性肺炎の予防に効果があり、介護・医療現場では口腔ケアの重要性が知られているのです。

つまり、健康で特に問題がないときに定期検診に通っておけば、長く通院するような治療になる確率は下がり、忙しい中予定を立てて治療に通う手間は省けるのです。

もちろん、定期検診に通っているからといってむし歯にならないわけではありませんが、なる確率は低くなり、もしもむし歯になってしまったとしても治療回数が少なく済む（治療時間が短い）確率が非常に高いのです。

 

定期検診に通う習慣がない人は治療期間が長くなる傾向にあります。

そして忙しいからと治療にいかなかったり、途中で行くのをやめてしまったりすると、その後さらに状況が悪くなることもあり得ます。

進行したむし歯は自然に治ることはないので、治療をしなくても痛みが治まったから大丈夫、ということもありませんよ。先延ばしすればするほど、のちのちあなたの時間がどんどん奪われるというわけです。

 

歯医者は行き始めると時間がかかる、というのは誤解です。

時間のかかる治療にさえならなければ、大抵は１度いけばしばらく通わなくてもいいところになるはずなのです。

歯科医院は治療に行くところ、ではなく、治療をしないために通うところという認識に改めていただければ、おのずとあなたの大切な時間は守られるのではないでしょうか？時間だけでなく、お金も歯も健康も。

 

忙しいあなたにこそ、定期的に歯科医院に通うことをお勧めします。