そよかぜ歯科クリニックは、家族皆さんのかかりつけ医となるべく、子どもからお年寄りの方まで幅広く治療を行っています。
その中でも今回は子どものむし歯についてお話したいと思います。
近年歯の大切さが認識されるようになったこともあり、むし歯になる子どもの数は激減しています。
とはいえ、むし歯にならないわけではありません。
3歳ごろまではむし歯になる子どもは少ないのですが、それ以降はむし歯になる子の率が少しずつ増加していきます。小学校入園の頃になるとむし歯ができてしまった!!とそよかぜ歯科クリニックに治療に来る子どもも少なからずいます。
我が子の歯をむし歯から守りたいというのは、保護者の方皆さんの願いではないかと思います。
むし歯予防についての話をするにあたり、
むし歯予防のためにはフッ素がいいらしい
というのは、聞いたことがある保護者の方も多いのではないでしょうか?
フッ素はとても効果的なむし歯予防方のひとつとして知られています。
フッ素の効果は科学的にも証明されているものです。
ただし、フッ素を塗っていればむし歯にならないかと言われると、それは違います。
何事にもいえることですが、万能薬はありません。
フッ素は塗ることで歯の質を強化するとされています。つまり、塗ることでむし歯菌を根絶したり、絶対にむし歯にならないようにできる、というようなものではないのです。
人には生まれ持っている歯の質の良し悪しがあります。
同じものを食べて同じように歯磨きをしているはずの兄弟でも、片方はすぐむし歯になるのに、もう片方はあまりむし歯にならないといった現象が起こるのはそのためです。歯やお口の状況、その他環境など様々な要因によってむし歯になりやすい人・なりにくい人がいるのは事実です。
フッ素はむし歯になる様々な要因を改善するための道具のひとつなのです。
なので、フッ素は使わないよりは使ってもらう方がもちろんいいです。だからといって、使っているから絶対に安心!!と言い切れるものでもありません。
むし歯予防に大切なことは
日々の歯磨きなどを含めたお口のケア・食べるものや食べ方などを正した食生活・歯科医院での定期的なメインテナンス・フッ素やキシリトールなどむし歯予防に効果のあるものを上手く取り入れること
などがあります。そのどれかが欠けてしまうとむし歯になるリスクは上がります。
これを使えば絶対にむし歯にならない、というようなものはありませんが、むし歯になるリスクをゼロに近づけることはできます。そのためには、フッ素などを上手く取り入れることは効果的といえます。
むし歯はコントロールさえできれば防ぐことのできる病気とされています。
うまくコントロールするために、そよかぜ歯科クリニックをうまく活用してくださいね。