クリニックブログ

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家と歯に共通することとは?

歯科医師は大工さんに例えられることがあります。

歯も大工さんの使う道具に似ているところがあるからでしょうか?😊

 

実は家を建てる時と歯の被せ物を作る時も大切なものは同じだったりします。

それは土台🏠

当たり前のことと思われることかもしれませんが、おうちがどんなに素敵だったとしても、場所がおかしなところだったりしたら絶対に家は建てないはず!!!

歯もかぶせるものにこだわりを持つ前に、その下の部分、土台の部分がどうなっているかをぜひ考えてみて欲しいのです。

 

歯の土台には「メタルコア」といわれるものと「ファイバーコア」といわれるものがあります。

そもそもこのコアというものはどういうときに出てくるかというと、神経の処置をした歯、いわゆる大きな虫歯で根っこの治療をしたあとに使うものです。

根っこの治療をすると歯は極端に脆く弱くなってしまいます。例えるなら枯れ木のように。

通常の元気な木の枝は中に水分があり簡単に折れることはありませんが、枯れた木の枝はいとも簡単に折れてしまいますよね。

歯も同じで神経がなくなるととても弱いのでそのままにしておくことができません。

そのため、まずは歯の中に土台となるコアを作ります。

これに種類がある、というわけ。

 

大まかにメタルコアは保険の被せ物をするときに使われるもので、ファイバーコアは自費の被せ物に使われるものとわけることができます。

この2つの最大の違いは「力を逃すことができるか」というところにあります。

また家の話にもどりますが、最近の建物は地震が起きたときにわざと揺れるように作ってあるそうですね!

そうして揺れをまともに受けるのではなくうまく逃すことで建物が崩れてしまうのを防いでいるのだとか。

 

ファイバーコアもこれに似ていてしなりがあるため力を逃す効果があります。

 

思いっきり噛んだりしたときにメタルコアはまともに力を受けすぎるために折れてしまう可能性がありますが、ファイバーコアは力を逃すことができるため折れにくいと言われています。

詰め物が壊れてしまうのも困りますが、一番困るのは歯の根元自体が割れてしまうこと。

こうなると修復できずに歯を抜かなければならないこともあります。

 

また、メタルコアはその名の通り金属でできているため金属アレルギーを引き起こす可能性がありますが、ファイバーコアは強化した

樹脂で作るものなので、金属アレルギーの心配はありません。

 

現状、保険と自費を組み合わせることはできませんので、土台だけファイバーコアにして、被せ物は保険のもの、ということはできません。

自費のものは土台からこだわって作っている、ともいえます。

(ちなみに型とりの材料も違います。変形しないように、細かい部分も再現・修復して綺麗に作ることができるようになっています。)

歯は削ってしまうと元に戻すことはできません。コアは一度入れたら基本的にはずっと使い続けていくことになります。

詰め物には寿命があるとされていますが、できる限り長持ちさせていきたいという気持ちは皆さんおありだと思うのです。

 

長く付き合っていく歯の詰め物は土台も含めてぜひしっかりと検討していただきたいと思います。

家を買うときに見学もせずよく考えもせずに購入されることはないはず。

 

もしかしたら家よりも長〜〜〜〜〜〜〜い付き合い、そもそもあなたの体の一部となってともに生きていく歯の詰め物「なんとなく」で選んでいいのでしょうか?

 

納得のいく詰め物選びをご希望ならそよかぜ歯科クリニックにお尋ねくださいね。

 

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