2020年も残りわずかになってきましたね。
今年は新型コロナウイルスの流行で誰もが感染症に対しての意識を新たにした年だったのではないでしょうか?
とはいえ、感染症はいつだって注意したいものに変わりはありません。
冬の時期に猛威を振るうインフルエンザもそろそろ流行する時期ですね。
そうなると感染症が怖いから歯科医院の受診は避けた方が・・・なんて思われるかもしれませんが、それは間違いです!
なぜならお口の中をきれいにしておくことは感染症予防に効果があることがわかっているからです。
例えばインフルエンザを例に挙げてみると、お昼休みに歯磨きをする習慣のある小学校ではインフルエンザで学級閉鎖になるクラスが5年間以上ゼロなのだそうです。
歯磨きをする工程を思い出してみて欲しいのですが、歯磨きをするということは「手洗い・うがい」をすることが含まれます。
つまり歯磨きをすることは自然と感染症予防対策が行えているのです。
なおかつお口の中の菌数を減らしておくことで、ウイルスの侵入を防ぐ効果もあります。
毎食後の歯磨きは体の健康を守るためにとても有効なのです。
そして、平成時代の大きな震災のひとつとして記憶されている阪神大震災のとき、お口のケアが不十分であったために誤嚥性肺炎を起こし、多くの被災者が命を落としたことがわかっています。
誤嚥性肺炎もお口の中を清潔にしておくことが予防につながります。
特に高齢の方は定期的に歯科医院に通うことでお口の中を清潔に保つことができ、健康維持の助けになるはずですよ。